『ぼくたちリメイク』スペシャルトークショー イベントレポート!
2022年3月6日(日) 「KOGANEI & SAKAI Anime Conference 2022」の一環として、宮地楽器ホール 大ホールにて、シノアキ役の古賀葵さん/貫之役の石谷春貴さん/小林智樹監督/原作者でありアニメのシリーズ構成を担当された木緒なち先生/キャラクターデザインの川村幸祐さん/編集の丸山流美さん、という豪華メンバーを迎えてのスペシャルトークショーが開催されました!
キャスト&スタッフによるクロストークはぼくリメ初ということで最初は緊張した面持ちでステージに並ぶ皆さんでしたが、挨拶トークで話が弾み和気あいあいとした雰囲気に!
イベントではアニメ映像をスクリーンに投影し、皆さんのお気に入りのシーン&セリフを語っていただきました。
シノアキ役の古賀さんは、第1話チームきたやまが集まるシーンがお気に入りということで「みんなでシェアハウスに集まって、これから始まるんだ!ってシーンがすごくワクワクするな~って感じましたし、自分も学生の頃に友だちと一緒に住んでいたことがあったので、アニメを見てその青春時代を思い出しました!」
続いて貫之役の石谷さんは第1話の加納先生のセリフ『アホだって極めれば、それは売り物になる。それを目指せ』に強い衝撃を受けたとのこと。そして丸山さんも同じセリフを挙げて「実は専門学校の先生に似たようなことを言われていたんです。“お前が作っているのは無駄なものだ。だけどその無駄なものを価値のあるものにできれば武器になる”というような話を何度もされていたのを、このセリフを聞いて思い出しましたね。」とのエピソードを話していただきました。
石谷さんと丸山さんの話を受けて「木緒先生も実際にこのセリフを言われたことがあるのですか?」と聞いてみると、「このセリフは完全に自分の創作で作ったものなので、誰かに言われたということはないんですよね。ライトノベルを書く際に、ぼくリメの作品性を早い段階で見せようと思い、加納先生にこのセリフを言ってもらいました。ただ、2話の『創作にかかわるすべての人間がクリエイターなんだ。』は実際に言われたことがあります。」なんと木緒先生から貴重な裏話を聞くことができました!
川村さんは12話のアバンを挙げて「ケーコ先輩のセリフ『この幸せをかなぐり捨ててでも過去に戻るんか、少年?』が印象に残っていて、そこからOPに入る流れがすごくかっこよかった」と絶賛! その12話OPは監督もこだわりがあったらしく、音楽チームに依頼をしてイントロを少し長めにした特殊verだったとの裏話が!
そんな監督は、11話の河瀬川と恭也が空港で話すシーンをピックアップ。「河瀬川は一番の凡人だと自分は思っていて、11話だけじゃなく4話のナナコとのカラオケのシーンもそうなんですが、周りにいる才能あふれる人たちがグズグズしているのを見てすごく苛立ちを覚えるだろうし、でもそこで「お前はこんなにすごい才能があるんだ!」という背中を押してくれるのも河瀬川なんですよね。すごくいいキャラクターだと思います。」
木緒先生は1話のシノアキのセリフについて「古賀さんのお芝居が、原作を書くときに想像していたシノアキの声のニュアンスそのままで、アフレコで聞いた時に『あ、シノアキがいる!』って思いました」とコメントされ、原作者から太鼓判を押された古賀さんは「ありがとうございます!!嬉しいです!!」と喜びに声を弾ませていました。
そしてお気に入りのシーンは8話全部と答えた上で「ゲームが完成してこれで丸く収まったという矢先に貫之が退学して2回目のタイムリープ…自分の実況配信を見ていたファンの方からもリアルタイムですごい反響がありましたし、書いている側としてはそれを狙っていたので、狙い通り皆さんを驚かすことができたのですごい満足でした。(原作でそのシーンを書いた時は)貫之はきちんと今後の展開を考えた上で、あそこで退学という選択をさせました。なので彼の物語はこれからが本番です。」
また8話の貫之について石谷さんは「あそこで大学を辞める選択ができる貫之はすごく強いと思う。自分もこの業界で色んな人を見てきて、ズルズルと続けていく人よりも、俺はここまでだ!って全部を出しきって次に進める人の方が強いと思ったので、8話の貫之を見て僕はすごくかっこいいと思ったしポジティブな方向に捉えることができましたね」
そんな貫之が12話で恭也と再会しその後どうなったのか…気になる方はぜひ原作ライトノベルでご確認ください!
楽しい時間はあっという間…イベントのラストはプレゼントをかけたじゃんけん大会が開催! 木緒先生、石谷さん、古賀さんとジャンケンをし、勝利した方は大阪芸大×ぼくリメのコラボグッズセット(なんと登壇者6名のサイン入り!)をGET!
そして最後の挨拶の際に「客席で学生の方っていますか?」と聞くとたくさんの手が上がり登壇者一同ビックリ! 「ぼくリメを見てこの業界に入ってきてくれる人が一人でもいてくれたらいいなと思っています」と未来に期待を込めてスペシャルトークショーは幕を閉じました。
ご来場いただいた皆様ありがとうございました!
また来年も小金井でぼくリメのイベントができるよう、これからも応援をよろしくお願いいたします!